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2017.09.06

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大学生ら歴史、産業拠点巡り 御嵩移住の魅力“探検隊”

■5日間の交流プログラム 活性策を提言へ

 中山道と宿場町、亜炭廃坑、農林業といった御嵩町の歴史と産業を、若者たちが現場に足を運びながら体験する交流プログラムが4日から、5日間の日程で開かれている。最終日には体験のまとめとして、移住希望者への町のPR方法を提言する。(神谷慶)

 若者が地域に関わることで活性化を図る国土交通省の「地方体験交流事業」の一環。町は3年前、県内で最も早く学生の受け入れを始めた。今年は卒業生を含め、愛知県の大学の5人が参加している。町職員や地元住民らを講師に、伐採や農作業を体験したり、宿場を散策したり、こども食堂を訪れたりする。

 5日は観光ボランティア団体「偲歴(しれき)会」の渡辺剛会長(73)ら5人の案内で、西洞の耳神社から皇女和宮の降嫁行列が休憩したとされる謡坂地区の御殿場までの中山道2キロを歩いた。謡坂で遺物が見つかった隠れキリシタンの歴史も学んだ。

 農業と行政職員の仕事に関心があって申し込んだ愛知淑徳大3年の一木勇人さん(20)=愛知県春日井市=は、「初めて御嵩を訪れたが、人々の優しさに触れ、良い所だと感じている。自然と歴史を楽しみながら歩くのは心地良い」と話した。

 4日には、町面積の1割強(8平方キロ)に残る亜炭廃坑の調査口内を15分間見学した。町職員から、落盤しないように残された柱や、掘って出たくずを積んで補強した跡、トロッコのわだちなどの説明を受けた。

 町出身・在住の東海学園大3年、大東加奈さん(20)は「亜炭のことは知識としては知っていたが、実際に行ってみると、昔の人はこんなに危険な場所で働いていたのかと驚いた」。「いろいろな人と関わり、生き方や考え方を学ぶ機会になれば」とプログラムへの抱負を語った。

 5人は8日午後4時から役場北庁舎で、移住希望者に町の魅力を感じてもらえる体験活動のアイデアを発表する。見学可能。

(2017年9月6日 中日新聞朝刊可児版より)

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