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2017.08.11
中部学生ゴルフ 男子・三島PO制し初V 女子・福岡逆転決めた
第47回中部学生ゴルフ選手権は10日、三重県菰野町の三重カンツリークラブ(男子6578ヤード、女子6098ヤード、パー72)で後半を行い、三島泰哉(たいが、中部学院大2年)が横井優星(福井工大1年)をプレーオフで下して初優勝した。女子は福岡靖菜(福井工大1年)が逆転優勝し、今季の中部学連の連勝記録を伸ばした。男子上位3人に来年の中部オープン出場権、同上位13人と女子6人に日本学生ゴルフ選手権(四日市CC)の出場資格が与えられる。女子は2位の芦沢衣里(愛大)に代わって6位タイ(カウントバックによる)で出場権がなかった小西美帆(名商大2年)が出場する。
■祖母に喜び報告
中部で無敵を誇った横井の優勝を阻止したのは三島だった。
5月に行われた東海テレビ杯学生で横井に2差をつけて臨んだ最終日、簡単にひっくり返されたばかりか、そのまま6位まで沈んだ。「あのときはもう、緊張しちゃって」。首位慣れしていない三島だから当たり前だが、悔しかったのは横井に負けたことより「順位を落とした」ことだった。「だから、きょうは絶対にリベンジしてやると気合で決めた」
途中、横井に2差をつけていたが、最後の18番のバーディーで追いつかれた。だが、PO1ホール目で6メートルのバーディーをねじ込んで振り切った。10歳から始めたゴルフ。初めて経験する勝利の味。「おばあちゃんが一番喜んでくれると思う」と言った。実はゴルフを薦めてくれたのは祖母の美知子さん(68)で送り迎えから金銭面まで援助を受けた。名前の泰哉(たいが)をつけてくれたのも祖母で、唯一の男の子の孫がかわいくて仕方ないらしい。「早く報告したいけど、ここでしちゃうと泣いちゃうから」。三島はそう言うと、携帯電話を持ってそっと消えた。 (児玉光雄)
■福岡は今季5勝目
男子の横井の連勝記録は止まったが、女子の福岡は今季の中部学連の試合負けなし。中日杯学生、東海テレビ杯学生、中京テレビ杯女子学生、CBC杯マッチプレーに続き、今季5勝目。「今回は(日本学生につながる)大きな試合だから、ここで負けたくなかった」と安堵(あんど)の表情。
150センチ、50キロと小柄でドライバーの飛距離は220ヤード。150ヤードまでが6番アイアンで、160ヤードU5、170ヤードはU4で打つ。だが、しっかりバーディーや、パーを拾ってくる。「7月は大学の試合がなかったので、筋トレしていたら腰を痛めた」そうだが、それでもちゃんと勝った。
(2017年8月11日 中日スポーツ8面より)
■祖母に喜び報告
中部で無敵を誇った横井の優勝を阻止したのは三島だった。
5月に行われた東海テレビ杯学生で横井に2差をつけて臨んだ最終日、簡単にひっくり返されたばかりか、そのまま6位まで沈んだ。「あのときはもう、緊張しちゃって」。首位慣れしていない三島だから当たり前だが、悔しかったのは横井に負けたことより「順位を落とした」ことだった。「だから、きょうは絶対にリベンジしてやると気合で決めた」
途中、横井に2差をつけていたが、最後の18番のバーディーで追いつかれた。だが、PO1ホール目で6メートルのバーディーをねじ込んで振り切った。10歳から始めたゴルフ。初めて経験する勝利の味。「おばあちゃんが一番喜んでくれると思う」と言った。実はゴルフを薦めてくれたのは祖母の美知子さん(68)で送り迎えから金銭面まで援助を受けた。名前の泰哉(たいが)をつけてくれたのも祖母で、唯一の男の子の孫がかわいくて仕方ないらしい。「早く報告したいけど、ここでしちゃうと泣いちゃうから」。三島はそう言うと、携帯電話を持ってそっと消えた。 (児玉光雄)
■福岡は今季5勝目
男子の横井の連勝記録は止まったが、女子の福岡は今季の中部学連の試合負けなし。中日杯学生、東海テレビ杯学生、中京テレビ杯女子学生、CBC杯マッチプレーに続き、今季5勝目。「今回は(日本学生につながる)大きな試合だから、ここで負けたくなかった」と安堵(あんど)の表情。
150センチ、50キロと小柄でドライバーの飛距離は220ヤード。150ヤードまでが6番アイアンで、160ヤードU5、170ヤードはU4で打つ。だが、しっかりバーディーや、パーを拾ってくる。「7月は大学の試合がなかったので、筋トレしていたら腰を痛めた」そうだが、それでもちゃんと勝った。
(2017年8月11日 中日スポーツ8面より)