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中日新聞掲載の大学記事

2017.08.10

愛大生 地域課題を探る 弥富 政策提言の論文発表へ

 愛知大(名古屋市中村区)法学部で地方自治を専攻する3、4年生43人が8日、弥富市を訪れ、市職員に地域課題について質問した。研究活動の一環で、内容を政策提言として論文にまとめ、市が来年度策定する第二次総合計画の参考にしてもらう。

 43人は同大の入江容子教授(45)のゼミ生。入江教授が同市の総合計画に関する審議会の委員を務めており、市がゼミ活動の実践の場にもなっている。

 質問に先立ち学生は5月に同大で市職員から講義を受け、「観光政策」や「農業の担い手対策」など10のテーマを設定。この日は市十四山スポーツセンターと市保健センターで、テーマ別のグループに分かれ、担当職員と意見交換した。

 高齢者による地域防犯パトロールの在り方を研究するグループは、防犯団体の数や活動内容を危機管理課の職員に質問。市主導でパトロール団体を立ち上げる難しさを教わり、3年の永井俊光さん(20)は「学生が頭で考えたことと現実は違うと分かった」と話した。

 学生らは今後グループごとに論文を作成し、12月に一部を服部彰文市長や市民に政策提言として発表する予定。(大野雄一郎)

(2017年8月10日 中日新聞朝刊尾張版より)
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