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中日新聞掲載の大学記事

2017.06.20

地域医療発展へ連携 県薬剤師会、鈴鹿医療大 包括協定を結ぶ

 鈴鹿市の鈴鹿医療科学大と県薬剤師会は19日、薬剤師の資質向上や学生の育成などを目的とした包括協定を結んだ。大学は県内唯一の薬学部の開設当初から、学生の薬局での研修などを通して薬剤師会と協力関係にあり、地域医療の発展に向けて一層連携を深めていく。

 大学の千代崎キャンパス(鈴鹿市岸岡町)であった調印式で、高木純一理事長は「薬剤師のキャリアアップに協力し、県民の健康・医療・福祉に貢献していく」、薬剤師会の西井政彦会長は「大切な宝である卒業生と仕事をする意味で、協定は欠かせない」と述べた。

 薬学部は2008年に設けられ、薬剤師の養成に向けた実習をはじめ、県内の薬剤師の研修などを実施している。薬剤師会は、有資格者の就職支援などに向けた協力関係の強化を図る意味で、今年1月ごろから大学と協定締結に向けて協議を進めてきた。

 協定には教育や研究、実務に関する薬剤師会員や学生らの相互支援・交流を明記。学生の就職促進や専門分野の研修での協力、教員と薬剤師による共同研究、災害時の調剤業務の構築などを掲げる。(山本克也)

(2017年6月20日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
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