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中日新聞掲載の大学記事

2017.04.12

愛院大セミナー 名大学長が講演 「尿で病気検知」

 愛知学院大モーニング・セミナーが11日、名古屋市千種区楠元町の同大楠元学舎であり、腎臓病の専門家でもある名古屋大の松尾清一学長が「尿は病気の情報源」と題して講演した。

 松尾学長は、色や臭い、量、回数、検査値など尿に表れる異常が、腎炎や糖尿病、肝臓病などを示唆していることを紹介。血液の老廃物をろ過する腎臓の機能を解説した。

 腎臓がほとんど働かなくなる腎不全は、糖尿病や慢性腎炎が主な原因。「かなり進行するまで症状が少なく、腎臓そのものを治す薬はない。予防が大事」と語り、喫煙や高血圧、肥満など生活習慣の改善を呼び掛けた。

 セミナーは朝の時間を活用した市民講座で、愛知学院大が定期的に開催。この日は350人が参加した。

(2017年4月12日 中日新聞朝刊県内版より)

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