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2009.10.16
名芸大の谷さん 明るくポップな街に
■津島 空き店舗シャッターに絵
津島市の天王通商店街で、名古屋芸術大3年の谷しおりさん(22)=一宮市西大海道=が空き店舗のシャッターに絵を描き、15日に完成させた。津島神社の鳥居や天王川公園に咲き誇るフジの花などを題材に、明るい色調で仕上げた。商店街の店主たちから「センスがいい。活気づく」と喜ばれている。(稲垣時太郎)
名鉄津島駅から津島神社まで続く商店街。1970年代までは毎日、祭りの日並みの人通りがあったという。しかし、最近は、大型店進出などで客足が遠のき、空き店舗が目立っている。
津島商工会議所が景観を明るくしたいと発案し、北名古屋市の名古屋芸大に依頼。津島市生まれの谷さんが「故郷を活性化させなきゃ」と筆を執ることになった。
8年前までゲーム機販売店だった空き店舗のシャッター五枚がキャンバス。大学でイラストを学んでいる谷さんは「津島らしさを出しながら、明るくポップに」とデザインを考えた。8月末から描き始め、授業やアルバイトの合間に通った。
「最初に来たときはシャッターの色がくすんでいて、さみしいなあと思った。絵があれば、そんな感じはなくなったかな」と谷さんは満足そう。描いていると、他の店の人から「うちもやってよ」と言われたという。
店舗の持ち主で、商店街で喫茶店を経営する伊藤彰英さん(60)は「すごくきれいになった。にぎわいを取り戻すのはとても難しいけれど、なんとか明るくやっていきたいね」と笑顔を見せていた。
(2009年10月16日 中日新聞朝刊尾張版より)
津島市の天王通商店街で、名古屋芸術大3年の谷しおりさん(22)=一宮市西大海道=が空き店舗のシャッターに絵を描き、15日に完成させた。津島神社の鳥居や天王川公園に咲き誇るフジの花などを題材に、明るい色調で仕上げた。商店街の店主たちから「センスがいい。活気づく」と喜ばれている。(稲垣時太郎)
名鉄津島駅から津島神社まで続く商店街。1970年代までは毎日、祭りの日並みの人通りがあったという。しかし、最近は、大型店進出などで客足が遠のき、空き店舗が目立っている。
津島商工会議所が景観を明るくしたいと発案し、北名古屋市の名古屋芸大に依頼。津島市生まれの谷さんが「故郷を活性化させなきゃ」と筆を執ることになった。
8年前までゲーム機販売店だった空き店舗のシャッター五枚がキャンバス。大学でイラストを学んでいる谷さんは「津島らしさを出しながら、明るくポップに」とデザインを考えた。8月末から描き始め、授業やアルバイトの合間に通った。
「最初に来たときはシャッターの色がくすんでいて、さみしいなあと思った。絵があれば、そんな感じはなくなったかな」と谷さんは満足そう。描いていると、他の店の人から「うちもやってよ」と言われたという。
店舗の持ち主で、商店街で喫茶店を経営する伊藤彰英さん(60)は「すごくきれいになった。にぎわいを取り戻すのはとても難しいけれど、なんとか明るくやっていきたいね」と笑顔を見せていた。
(2009年10月16日 中日新聞朝刊尾張版より)