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2017.03.22
片手運転の電動車いす 岐阜の高橋製瓦開発 量産化へネットで資金募る
ベビーカー製造などを手掛ける高橋製瓦(岐阜市)が、片手で運転できる電動車いす「スクー」を開発した。担当する高橋陽介さん(45)は「運転免許を返納したお年寄りなどが、気軽に乗れる移動手段として提案したい」と意気込んでいる。
全長82センチ、幅48センチ、重さ25キロで、折り畳んで車などに積むことができる。右手で動かすスティックレバーがハンドルを兼ね、手元のノブを回すと前進、後進する。直感的に操作できるシンプルな構造で、大同大情報デザイン学科の井藤隆志教授と協力して考案した。
最高時速6キロ。道交法上は歩行者扱いで、歩道を走行する。運転免許は不要だ。リチウム電池を搭載し、1回の充電で約2時間、15キロを走れる。
もとは瓦を製造していた同社だが、社長の長男である陽介さんは約10年前から県内の金属加工業者らと協力して機能的なベビーカー作りを開始。ビジネスの幅を広げようと、4年前から電動車いすの開発に取り組んだ。
量産化を目指し、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を26日まで実施中。予定価格の3割引きの26万6000円(税別)で予約を受け付け、目標額の1000万円に達すれば、本格生産を始める。達しない場合、予約は取り消され返金される仕組み。詳しくは「ANA ワンダーフライ」で検索。(木下大資)
(2017年3月22日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)
全長82センチ、幅48センチ、重さ25キロで、折り畳んで車などに積むことができる。右手で動かすスティックレバーがハンドルを兼ね、手元のノブを回すと前進、後進する。直感的に操作できるシンプルな構造で、大同大情報デザイン学科の井藤隆志教授と協力して考案した。
最高時速6キロ。道交法上は歩行者扱いで、歩道を走行する。運転免許は不要だ。リチウム電池を搭載し、1回の充電で約2時間、15キロを走れる。
もとは瓦を製造していた同社だが、社長の長男である陽介さんは約10年前から県内の金属加工業者らと協力して機能的なベビーカー作りを開始。ビジネスの幅を広げようと、4年前から電動車いすの開発に取り組んだ。
量産化を目指し、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を26日まで実施中。予定価格の3割引きの26万6000円(税別)で予約を受け付け、目標額の1000万円に達すれば、本格生産を始める。達しない場合、予約は取り消され返金される仕組み。詳しくは「ANA ワンダーフライ」で検索。(木下大資)
(2017年3月22日 中日新聞朝刊広域岐阜版より)