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中日新聞掲載の大学記事

2017.02.23

参考書 次の大学受験生に 25日から回収 豊田で来月 譲渡会

 豊田市小坂本町の市青少年センターは、使い終わった大学受験用の参考書や問題集を次の受験生に活用してもらう事業を始める。2015年度、市次世代育成課にインターンシップ(就業体験)していた大学生の提案を実現したもので、初めての試み。企画運営には大学生も携わり、受験生を応援する。(森本尚平)


 大学生や社会人らに受験を終えて処分に困っている参考書や問題集などをセンターに持ってきてもらい、16〜22歳の受験生らに譲る取り組み。持参の際、メモ用紙やふせんに「後輩」への応援メッセージも添えてもらう。

 3月26日には譲渡会を開き、現役大学生らによる進路相談会もある。勉強の仕方や大学生活などについて相談に応じる。センターの鈴木裕子さん(31)は「参考書と一緒に受験を頑張った思いも渡す。次の受験生には、そのメッセージで勇気をもらい、頑張ってほしい」と話す。

 企画運営に携わるのはセンターでインターンシップをした2人。愛知学泉大現代マネジメント学部3年の竹谷勇太朗さん(21)は、応援の気持ちを伝えたいと苦心、贈る側にメッセージを添えてもらうことを発案した。椙山女学園大国際コミュニケーション学部2年の西村佳純さん(20)は「参考書は高価なものもあり、たくさんは買えない。それぞれ傾向も違うし、こういう会があると、たくさんの選択肢がある」と期待する。2人は譲渡会にも参加するつもりだ。

 回収期間は25日〜3月25日の午前10時〜午後5時。譲渡会は午前10時〜正午。(問)市青少年センター=0565(32)6296

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