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中日新聞掲載の大学記事

2017.02.18

校下の課題に知恵絞る 小松市に協力 金沢工大生が解決策提案

 小松市の「やさしいまちづくり計画策定」に協力する金沢工業大の4年生3人が16日、市役所を訪れ、市内の公民館を対象に行った調査結果を発表した。

 3人は地域再生などを指導する円満隆平教授のゼミ生。昨年5月から調査を始め、市立公民館9館と校下公民館25館の館長に聞き取り調査をした。

 各校下が抱える課題を解決するキーワードとして、シニア活躍、若者定住、活気創出、交流推進、イベント活性という5グループに分類し、解決策を提案した。

 西尾、波佐谷校下など6校下が分類された「シニア活躍」に対しては、中学生が高齢者をサポートする事業を提案。中学生が通学時に高齢者宅のごみ出しをして、世代間交流にも効果があったという新潟市の事例を参考にした。

 学生は「各校下の課題を把握できたので、今後は地域を絞ってより細かい提案を行っていくべきだと思った」と話していた。和田慎司市長ら市職員約15人が見守った。公民館連合会の理事会でも発表した。(竹内なぎ)

(2017年2月18日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)

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