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2017.02.12
金沢、環境・人権配慮の商品 きょうから エシカル消費ね
消費活動を通じて社会問題の解決につなげる「エシカル消費」を広めるイベントが11日、金沢市の香林坊東急スクエアで始まった。地球環境や人権に配慮した商品が店頭に並び、途上国支援の問題点を明るみにする映画の上映会やトークイベントが繰り広げられる。19日まで。(押川恵理子)
エシカルは英語で「倫理的、道徳的」を意味する。エシカル消費推進の大規模なイベントは北陸で初めてという。
ビジネスによる社会問題の解決を研究している金沢工業大経営情報学科の平本督太郎講師のゼミが企画し、協力企業と展開。「ここ数年でエシカル消費の意識は大きく変わり、社会の課題解決に取り組まない企業は商機がつかめず、不買運動などのリスクもある」と平本講師は話す。
トークイベントでは一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんが「人や社会、自然環境に配慮したお金の使い方。自分が使っている物がどこで誰が作ったかを考えることから始まる」と呼び掛けた。
自然保護などに取り組む国際NGO「CIジャパン」代表理事の日比保史(やすし)さんはコーヒー豆の主要産地が生物多様性に大切な地域と重なり、スターバックスコーヒーがエシカルにこだわって原料を調達している事例などを紹介。「まちもエシカルでないと長く続かない」と話した。
(2017年2月12日 北陸中日新聞朝刊石川総合版より)
エシカルは英語で「倫理的、道徳的」を意味する。エシカル消費推進の大規模なイベントは北陸で初めてという。
ビジネスによる社会問題の解決を研究している金沢工業大経営情報学科の平本督太郎講師のゼミが企画し、協力企業と展開。「ここ数年でエシカル消費の意識は大きく変わり、社会の課題解決に取り組まない企業は商機がつかめず、不買運動などのリスクもある」と平本講師は話す。
トークイベントでは一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんが「人や社会、自然環境に配慮したお金の使い方。自分が使っている物がどこで誰が作ったかを考えることから始まる」と呼び掛けた。
自然保護などに取り組む国際NGO「CIジャパン」代表理事の日比保史(やすし)さんはコーヒー豆の主要産地が生物多様性に大切な地域と重なり、スターバックスコーヒーがエシカルにこだわって原料を調達している事例などを紹介。「まちもエシカルでないと長く続かない」と話した。
(2017年2月12日 北陸中日新聞朝刊石川総合版より)