鳥羽市出身のレスリング選手、角谷萌々果さん（２１）がアゼルバイジャンで開かれた国際大会に優勝した。市役所で２７日、木田久主一市長に報告した。

　角谷さんは至学館大（愛知県大府市）の３年で、寮生活をしながら競技に打ち込んでいる。４歳から鳥羽ジュニアレスリングクラブで練習し、小学生の全国少年少女選手権では５回優勝。ＪＯＣ杯ジュニアや全日本学生選手権でも頂点に立ち、注目を集めてきた。

　１１月下旬に開かれた国際大会「ゴールデングランプリ決勝大会」の決勝では、相手の負傷棄権で不戦勝。国際大会の経験はあるが、海外での優勝は初めてという。来年１月下旬には米国の国際大会に臨む。

　角谷さんは「自分の動きで勝てて、うれしい。東京五輪でも優勝したい」と力強く話した。木田市長は「鳥羽から世界一、金メダルを目指してください」とエールを送った。　（西山和宏）

（2016年12月28日　中日新聞朝刊伊勢志摩版より）