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中日新聞掲載の大学記事

2016.12.28

名古屋で19年春に総会 第30回日本医学会、24年ぶり

 医学学会では国内最大の日本医学会総会が2019年春、名古屋市で開かれる。第30回の節目で、全国の医師2万5000人が集結し、市民と交流しつつ医療の課題を議論。過去あまり取り上げなかった国際貢献のあり方も重要議題とする。

 総会は1902年の第1回以来、120年近い歴史があり、東京や大阪、京都開催が多い。名古屋開催は95年以来24年ぶり3回目。

 計画では19年3〜4月に医学史展や市民向け展示会、4月27日から3日間、名古屋国際会議場などで学術集会を予定。医学と医療の新展開▽社会とともに生きる医療▽医療人の教育と生き方▽グローバル化する日本の医療−の4つを総会の基本構想とする。

 総会のシンボルマークも、公募で最優秀賞の山田奈穂さん(名古屋市立大3年)の作品に決まった。青、黄、緑、赤色で4つの基本構想を表現した。

 名古屋大病院で26日に表彰式があり、高橋雅英・名大大学院医学系研究科長が表彰状を贈呈。山田さんは「誰もが見やすい色を選ぶのに苦労したが、人の輪を表現したかった」と話した。 (室木泰彦)

(2016年12月28日 中日新聞朝刊県内版より)
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