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2016.12.15
山県の空き家4軒 岐阜女子大生が改修案
■酒蔵→ボルダリング場 いろりある家→シェアハウス
岐阜市の岐阜女子大の学生が同大で、山県市にある空き家4軒の改修案を、林宏優市長らに発表した。市は学生のアイデアを基に、本年度中に空き家を改修する。
実際に空き家を訪れた生活科学科住居学専攻の3、4年生9人が、プロジェクターで設計図を示しながら、計12案を提案した。米満遥香さん(21)は、1932(昭和7)年に建てられた造り酒屋の蔵を担当。天井が高い空間を利用し、突起物のある人工壁を登る「ボルダリング場」に改修する案を提案した。ほかに、土間やいろりのある空き家を、田舎気分の味わえるシェアハウスにするなど、若者らしい視点を生かしたアイデアが披露された。
職員7人とともに聞いた林市長は「斬新な着想ばかりで驚いた。活性化に役立てたい」と述べた。米満さんは「実現するかもしれない設計は初めてで、ワクワクしながら取り組んだ。ボルダリングは、突起物のホールドが色鮮やかで、暗い蔵のイメージを変えられると思う」と話した。
市は実現の可否などを協議し、4軒のうち、2軒の空き家の所有者に学生のアイデアを提案。国の地方創生加速化交付金を活用して、本年度中に所有者が実際に改修する。(高橋貴仁)
(2016年12月15日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)
岐阜市の岐阜女子大の学生が同大で、山県市にある空き家4軒の改修案を、林宏優市長らに発表した。市は学生のアイデアを基に、本年度中に空き家を改修する。
実際に空き家を訪れた生活科学科住居学専攻の3、4年生9人が、プロジェクターで設計図を示しながら、計12案を提案した。米満遥香さん(21)は、1932(昭和7)年に建てられた造り酒屋の蔵を担当。天井が高い空間を利用し、突起物のある人工壁を登る「ボルダリング場」に改修する案を提案した。ほかに、土間やいろりのある空き家を、田舎気分の味わえるシェアハウスにするなど、若者らしい視点を生かしたアイデアが披露された。
職員7人とともに聞いた林市長は「斬新な着想ばかりで驚いた。活性化に役立てたい」と述べた。米満さんは「実現するかもしれない設計は初めてで、ワクワクしながら取り組んだ。ボルダリングは、突起物のホールドが色鮮やかで、暗い蔵のイメージを変えられると思う」と話した。
市は実現の可否などを協議し、4軒のうち、2軒の空き家の所有者に学生のアイデアを提案。国の地方創生加速化交付金を活用して、本年度中に所有者が実際に改修する。(高橋貴仁)
(2016年12月15日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)