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2016.11.05
生活困窮者と駄菓子販売 あす、日福大学祭 触れ合って偏見なくして
美浜町奥田の日本福祉大社会福祉学部の2年生16人が6日の大学祭で、名古屋市内のホームレスや生活困窮者計5人と駄菓子を販売する。学生たちは「直接触れ合ってもらい、偏見をなくしたい」と願う。(大槻宮子)
社会福祉学部の授業「地域研究プロジェクト」の中の1つ。指導する看護学部の水谷聖子教授(53)は名古屋市でホームレスや生活困窮者の支援にも関わっており、支援活動の現場での学びを授業に取り入れている。
駄菓子販売は、2015年度の授業で取り組んだイベントに参加した学生が、生活保護を受ける男性から「大学に行ったことがないから行ってみたい」と聞いたことがきっかけ。学生たちは、男性が就労支援で月1回、駄菓子の販売をしていることを知り、今回の大学祭での販売を通して学生と触れ合ってほしいと考えた。
駄菓子販売を準備するのは、水谷教授に教わる16人のうち6人のグループ。他は、ホームレスら7人から聞き取りした生活の様子などをまとめて大学祭で発表するグループ、大学祭と時期はずれるが生活困窮者らとのソフトボール大会を計画するグループがある。
3グループそれぞれの企画を準備するが、駄菓子の販売は全員で協力する。
駄菓子企画のリーダー名倉陽太さん(19)は高校時代に名古屋市内の公園でホームレスと一緒に将棋をしたことで印象が変わったという。「炊き出し会場で出会う人もフレンドリーで優しい。他の学生たちにも直接触れ合って偏見をなくしてもらいたい」と話す。
駄菓子販売は午前10時から、発表企画は午前11時〜午後3時。
(2016年11月5日 中日新聞朝刊知多版より)
社会福祉学部の授業「地域研究プロジェクト」の中の1つ。指導する看護学部の水谷聖子教授(53)は名古屋市でホームレスや生活困窮者の支援にも関わっており、支援活動の現場での学びを授業に取り入れている。
駄菓子販売は、2015年度の授業で取り組んだイベントに参加した学生が、生活保護を受ける男性から「大学に行ったことがないから行ってみたい」と聞いたことがきっかけ。学生たちは、男性が就労支援で月1回、駄菓子の販売をしていることを知り、今回の大学祭での販売を通して学生と触れ合ってほしいと考えた。
駄菓子販売を準備するのは、水谷教授に教わる16人のうち6人のグループ。他は、ホームレスら7人から聞き取りした生活の様子などをまとめて大学祭で発表するグループ、大学祭と時期はずれるが生活困窮者らとのソフトボール大会を計画するグループがある。
3グループそれぞれの企画を準備するが、駄菓子の販売は全員で協力する。
駄菓子企画のリーダー名倉陽太さん(19)は高校時代に名古屋市内の公園でホームレスと一緒に将棋をしたことで印象が変わったという。「炊き出し会場で出会う人もフレンドリーで優しい。他の学生たちにも直接触れ合って偏見をなくしてもらいたい」と話す。
駄菓子販売は午前10時から、発表企画は午前11時〜午後3時。
(2016年11月5日 中日新聞朝刊知多版より)