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中日新聞掲載の大学記事

2009.08.14

先生の卵 伝統を学ぶ 高山 岐阜女子大生が演習

 岐阜女子大(岐阜市)の文化創造学部の学生が13日、演習で高山市の古い町並みを訪れ、岐阜キャンパスと沖縄サテライトキャンパスで初等教育を専攻する3年生23人が伝統文化について学んだ。

 教壇に立った際に地域の伝統文化を子どもたちに伝えるため、実地の学習として初めて実施した。

 学生たちは、高山祭を紹介する屋台会館や重要文化財の吉島家を見学。商人文化の趣を残す町並みを散策した。

 この後、市図書館に集まり、文化創造学部の森瀬一幸教授(71)が「高山市の歴史と町づくり」と題して講義。「高山の町は商人たちが頑張ってつくった。金が余るようになると祭り屋台の製作や橋の建設に金を出すようになった」と解説した。

 小学校教諭を目指しているという岐阜キャンパスの小笠原友紀さん(20)は「古い町並みがきれいに残っていることが印象的だった。自分の住む地域にあるものを、子どもたちにしっかり伝えていきたい」と話した。(白山泉)

(2009年8月14日 中日新聞朝刊飛騨版より)
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