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中日新聞掲載の大学記事

2016.09.05

絵画や立体作品ずらり 県芸大、50周年記念展

 県立芸術大(長久手市岩作三ケ峯)は、創立50周年を記念した「芸術は森からはじまる」展を開いている。自然環境を生かしたインスタレーションを展示するなど学内全体に作品が置かれ、創立以来最大規模となっている。24日まで。入場無料。 

 国内外で活躍する同大の卒業生を中心とした23人の作家が、油絵や日本画、写真、立体作品などを出品、創作した。50点以上の作品が学内各所に展示されている。

 創立50周年記念に合わせて、同大芸術資料館には、開校当時のキャンパスの全景が分かる建築模型や、建築のスケッチなどが並ぶ。木の板にチェーンソーで彫刻を施した220センチ四方の立体作品や、「森の中の道」をイメージしたという縦290センチ、横248センチの油絵の大作なども目を引く。

 同大卒業生で作家の奈良美智さんと同大美術学部の森北伸准教授の共同作品、「森の中の大きな頭(のろし台のイグルー)」は、屋外のインスタレーションとして創作。土や粘土、木、石、絵の具などを使い、地面から頭が突き出たように見える高さ5メートルほどの建築物だ。

 期間中の週末には、サウンドイベントとして、音響やスピーカー、映像を組み合わせた「音の芸術作品」の披露や、コンサートなどが開かれる。23、24の両日は、国際シンポジウムがあり、研究発表などが行われる。

 展覧会は午前11時〜午後5時。サウンドイベントは午後7時まで。5、12、20日は休館。(問)県立芸術大=0561(76)2863

 (村松秀規)

(2016年9月5日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)
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