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2016.07.23
ベトナム人看護師ら 中濃厚生病院見学 老年ケア 先進技術学ぶ
日本の先進的な老年ケアを学ぼうと、ベトナム人の看護師が、関市若草通の中濃厚生病院を訪れ、院内の施設を見学した。
中部学院大学(関市)が進めている現地の看護職を対象にした「老年ケア・キーパーソン養成事業」の一環。ベトナムでも将来高齢化が進むことが考えられることから、同国の看護師らに日本の先進技術を学んでもらおうと、同大は一昨年からベトナムのダナン医薬技術大と交流している。
来日中の24人のうち半数が来院。整形外科や呼吸器内科の病棟、人工透析センターを見て回った。救命救急センターを見学した際はちょうど救急車が到着。一時を争う緊迫した医療現場を目の当たりにした。
病棟では、電子カルテの使い方や患者への対応などを同病院の看護師らから直接説明を受けた。チャン・ティ・トゥイー・リンさん(26)は「日本の病棟には高齢者が多い。患者のプライバシーを大事にしていることが分かったので、ベトナムでも実践していきたい」と話していた。(大野雄一郎)
(2016年7月23日 中日新聞朝刊中濃総合版より)
中部学院大学(関市)が進めている現地の看護職を対象にした「老年ケア・キーパーソン養成事業」の一環。ベトナムでも将来高齢化が進むことが考えられることから、同国の看護師らに日本の先進技術を学んでもらおうと、同大は一昨年からベトナムのダナン医薬技術大と交流している。
来日中の24人のうち半数が来院。整形外科や呼吸器内科の病棟、人工透析センターを見て回った。救命救急センターを見学した際はちょうど救急車が到着。一時を争う緊迫した医療現場を目の当たりにした。
病棟では、電子カルテの使い方や患者への対応などを同病院の看護師らから直接説明を受けた。チャン・ティ・トゥイー・リンさん(26)は「日本の病棟には高齢者が多い。患者のプライバシーを大事にしていることが分かったので、ベトナムでも実践していきたい」と話していた。(大野雄一郎)
(2016年7月23日 中日新聞朝刊中濃総合版より)