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2016.03.29
名学芸大・水谷さん大賞 インディーズアニメフェスタ
名古屋学芸大(日進市)のメディア造形学部2年水谷汐里(しおり)さん(20)=三重県桑名市=が制作した短編アニメが、3月上旬に東京で開かれた若手アニメーターの登竜門「第14回インディーズアニメフェスタ」で最優秀の大賞を受賞した。
水谷さんが制作した「愛をこめて」(5分)は、小学生の女の子と女の子が育てたミニトマトの物語。トマトの成長を楽しみにする女の子や、包丁が迫ってきて仰天するトマトの表情を柔らかなタッチで描いた。
フェスタは、若手の発掘を目的に東京都三鷹市が開き、プロアマを問わず各地から作品が集まる。水谷さんの作品は、キャラクターの演出や色調の美しさが評価され、ノミネートされた10作品の中から大賞に選ばれた。
水谷さんは手描きアニメの温かみのある表現に引かれ、2014年秋から5カ月間かけて制作した。アニメ制作は初めてで、800枚以上の原画を描き、けんしょう炎になったという。「かわいいだけじゃ終わらないようにしよう」と、意外性のあるラストも用意した。
プロを抑えての受賞に「今後の成長を期待していただいたのだと思う」と謙虚に喜ぶ。制作中の次回作はデパートに忍び込んだ泥棒と、捕まえようとする警備員の話。手間のかかるアクションシーンにも挑戦する。
水谷さんの受賞作は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。(森若奈)
(2016年3月31日 中日新聞朝刊なごや東版より)
水谷さんが制作した「愛をこめて」(5分)は、小学生の女の子と女の子が育てたミニトマトの物語。トマトの成長を楽しみにする女の子や、包丁が迫ってきて仰天するトマトの表情を柔らかなタッチで描いた。
フェスタは、若手の発掘を目的に東京都三鷹市が開き、プロアマを問わず各地から作品が集まる。水谷さんの作品は、キャラクターの演出や色調の美しさが評価され、ノミネートされた10作品の中から大賞に選ばれた。
水谷さんは手描きアニメの温かみのある表現に引かれ、2014年秋から5カ月間かけて制作した。アニメ制作は初めてで、800枚以上の原画を描き、けんしょう炎になったという。「かわいいだけじゃ終わらないようにしよう」と、意外性のあるラストも用意した。
プロを抑えての受賞に「今後の成長を期待していただいたのだと思う」と謙虚に喜ぶ。制作中の次回作はデパートに忍び込んだ泥棒と、捕まえようとする警備員の話。手間のかかるアクションシーンにも挑戦する。
水谷さんの受賞作は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。(森若奈)
(2016年3月31日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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