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中日新聞掲載の大学記事

2016.03.27

愛知大学野球開幕へ監督抱負 来月2日

 愛知大学野球春季リーグ戦(中日スポーツ後援)が、4月2日にパロマ瑞穂球場などで開幕する。1部リーグに所属する6チームの監督らが26日、名古屋市天白区の名城大で記者会見し、開幕へ向けた仕上がり具合や抱負などを語った。

■中京大 今年こそは神宮出場!!

 昨秋に続く連覇を目指す中京大は主力が多く残った。投手陣は昨秋4勝1敗の山下大(4年、帝京大可児)が中心。打線も中軸の福田(4年、北陸学院)や今津(4年、至学館)らが健在だ。一昨年のセンバツで活躍した西村(1年、履正社)も外野の定位置を奪いそう。半田監督は「昨年は春秋ともあと一歩で神宮に届かなかった。何とか今年こそはと思っている」と力を込めた。


■名城大 昨秋フル回転 栗林と東期待

 安江新監督が就任した名城大は、昨秋もフル回転した本格派の栗林(2年、愛知黎明)と技巧派の東(3年、東邦)の両輪が浮沈のカギを握る。機動力を重視する攻撃は1番の吉浦(3年、名古屋国際)や、昨秋の打率がリーグ3位だった4番の山口(3年、藤井学園寒川)に期待。安江監督は「打線のつながりで点を取りたい。基本を徹底しながら個性を伸ばしたい」と意気込んでいる。


■中部大 左右の2本柱でチーム防2点台

 左右の若い2本柱に期待するのが中部大だ。オープン戦では右の賀沢(2年、多治見工)と左の今井(2年、三重)が安定。堀田監督は「2人を中心に昨秋は3点台半ばだったチーム防御率を2点前後にしたい」と期待する。主力が抜けた打線は4番の纐纈(こうけつ、3年、関商工)や1番の山崎健(4年、名古屋国際)が中心。故障で離脱している細川(3年、愛知商)が戻れば心強い。


■愛大 6季ぶりVへ 投手陣がカギ

 昨年までのエースだった中川(現中日育成)が抜けた愛大は西川拓(4年、大府)、丸田(4年、姫路南)、和久田(3年、大垣日大)ら投手陣の踏ん張りがカギを握りそうだ。打線は1番の竹中(4年、大垣日大)がいかに出塁できるかにかかっている。竹中や4番の安藤(4年、大垣日大)らは昨秋の明治神宮大会にも出場。早大相手に健闘した自信を6季ぶりの優勝につなげるつもりだ。


■愛産大 他チームも警戒 強力打線で旋風

 6季ぶりの1部昇格を果たした愛産大は、投打とも昨秋の主力がほとんど残っている。投手陣はエースの古田(4年、愛産大三河)を軸に宮里祐(3年、中部商)や今村(2年、九州国際大付)らが支える布陣。攻撃では瀬崎(4年、三重海星)、黒野(2年、吉良)、近藤(3年、愛産大工)の中軸ら7番までが昨秋と同じ打順だ。他チームも警戒する強力打線で旋風を巻き起こしたい。


■日本福祉大 機動力生かし初優勝目指す

 初優勝を目指す日本福祉大は、190センチで下手投げの前元(4年、徳之島)と、188センチで横手投げの千代(ちしろ、2年、野洲)の両輪を軸に失点を防ぐ考えだ。攻撃陣は、昨秋はリーグ2位の打率4割1分7厘と好調だった1番の安地(2年、新田)を筆頭に俊足ぞろい。元中日投手の浜嶋監督は「機動力を生かし、セーフティーバントなどいろいろな策をとりたい」と上位進出に意欲を見せた。

(2016年3月27日 中日スポーツ8面より)

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