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中日新聞掲載の大学記事

2016.03.22

名作模写 新たな創造 県立芸術大 大学院卒業生の作品展

 県立芸術大(長久手市岩作三ケ峯)の法隆寺金堂壁画模写展示館で、同大大学院の卒業生の模写作品を紹介する「若き作家たちの模写作品」展が開かれている。入場無料、31日まで(28日休館)。

 2004〜14年度の美術研究科の卒業・修了制作で優秀作品賞を受賞し、収蔵されたうちの6点を展示。鎌倉−江戸時代の掛け軸や絵巻などの模写作品が並ぶ。

 江戸時代中期の画家伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716〜1800年)の「海棠(かいどう)目白図」を縦約140センチ、横約79センチの絹地に岩絵の具で模写した大作、国宝の「玄奘(げんじょう)三蔵絵」第2巻4段を緻密に模写した作品が目を引く。

 企画した同大学芸員の内山美代子さん(30)は「模写をすることで古い作品を新しくつくりかえているのが見どころ」と話している。同じ作品展は、4、5月の後半にも開かれる。(問)法隆寺金堂壁画模写展示館=0561(76)4698

(村松秀規)

(2016年3月22日 中日新聞朝刊市民版より)

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