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2016.03.06
卓球世界選手権団体 男子 39年ぶり決勝へ
【クアラルンプール=共同】世界選手権団体戦第7日は5日、当地で準決勝が行われ、男子は世界ランキング3位の日本が同16位のイングランドに3−1で勝って1977年バーミンガム大会(英国)以来39年ぶりの決勝に進出し、銀メダル以上が確定した。6日の決勝で8連覇を狙う中国と対戦し、69年ミュンヘン大会以来の優勝を目指す。
日本は水谷隼(ビーコン・ラボ)と吉村真晴(まはる、愛工大)が勝って2−0とした後の第3試合で大島祐哉(早大)が敗れたが、再度登場した水谷がフルゲームで逆転勝ちした。
日本の男女がともに決勝に進むのは、米中関係正常化につながった「ピンポン外交」の舞台となった71年名古屋大会以来。4日に2大会連続の決勝進出を決めた世界ランク2位の日本の女子は試合がなく、71年大会以来の優勝が懸かる決勝に備えて調整した。対戦相手は台湾に3−0で快勝した中国に決まった。
■吉村 要所で振り抜く
2番手の吉村も接戦を制した。「準決勝に出るのが初めてなので緊張した」という言葉通り硬さが見られたが、要所で思い切ってラケットを振り抜いた。第5ゲームの6−9でボールが割れて思わぬ中断が入ったが、ここから5連続得点。「集中していたので関係なかった」。ピッチフォードがペースを乱したのとは対照的だった。
前日の香港戦では相手エースから白星を挙げており、「今大会のキーマンになっている」と倉嶋監督。丹羽の調子が上がらない中、貴重な働きを見せている。 (クアラルンプール・時事)
(2016年3月6日 中日新聞朝刊33面より)
日本は水谷隼(ビーコン・ラボ)と吉村真晴(まはる、愛工大)が勝って2−0とした後の第3試合で大島祐哉(早大)が敗れたが、再度登場した水谷がフルゲームで逆転勝ちした。
日本の男女がともに決勝に進むのは、米中関係正常化につながった「ピンポン外交」の舞台となった71年名古屋大会以来。4日に2大会連続の決勝進出を決めた世界ランク2位の日本の女子は試合がなく、71年大会以来の優勝が懸かる決勝に備えて調整した。対戦相手は台湾に3−0で快勝した中国に決まった。
■吉村 要所で振り抜く
2番手の吉村も接戦を制した。「準決勝に出るのが初めてなので緊張した」という言葉通り硬さが見られたが、要所で思い切ってラケットを振り抜いた。第5ゲームの6−9でボールが割れて思わぬ中断が入ったが、ここから5連続得点。「集中していたので関係なかった」。ピッチフォードがペースを乱したのとは対照的だった。
前日の香港戦では相手エースから白星を挙げており、「今大会のキーマンになっている」と倉嶋監督。丹羽の調子が上がらない中、貴重な働きを見せている。 (クアラルンプール・時事)
(2016年3月6日 中日新聞朝刊33面より)