日本福祉大の経済学部３、４年生４人でつくる「地域情報研究会」が、キャンパス・クーポン創刊号の発行準備を進めている。常滑市観光協会常滑支部が４月に発行した「観光喰（く）うポン」をお手本に、学生の役に立つ情報や割引券を掲載するといい、協力店探しに汗を流している。（中山敬三）
　
■『観光喰うポン』お手本　協力店探しに汗

　同研究会はこれまで、中部国際空港の利用意識アンケートや地元の観光案内所主催の発表活動に参加。地域経済についての知識を深める一方で、経済の活性化を自ら促す活動手法を模索してきた。飲食店のほか美容院、ボウリング場など学生が利用する店舗のクーポンを一冊にそろえることで、学生と店舗の関係をさらに緊密にすることを企画した。

　「観光喰うポン」を企画した同支部の木下幸男支部長を訪ね、営業活動のこつを伝授してもらった。７０軒回って契約を結べたのは１０軒程度だが、学生たちは「はんこを押してもらったときのうれしさは格別」「興味を持つ事業所があって連絡をいただければ、すぐ説明にうかがいたい」とやる気に満ちている。

　クーポンに対する問い合わせは、研究会の永井裕磨さん＝電０９０（５６２８）５４８７＝へ。

（2009年6月16日　中日新聞朝刊知多版より）