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中日新聞掲載の大学記事

2015.11.29

「駅東にない魅力つくれ」 名市大生ら駅西地区考える

 名古屋市立大大学院人間文化研究科は28日、リニア中央新幹線の2027年開業に向けて用地買収の交渉が進む名古屋駅西地区を考えるシンポジウムを中村区竹橋町で開いた。学生や市民ら50人が参加し、「今後の駅西をどう変えるか」をテーマに意見を交わした。

 名市大2年の11人が、駅西地区で活動する名古屋駅太閤通口まちづくり協議会(まち協)や地元住民から聞き取り調査した結果を発表。「(まち協が主催したイベントは)アニメの印象が強すぎる」と感想を語り、「オープンカフェなどを実現するため、まちづくり会社を設立した方が行政の支援を得やすいのでは」と提案した。

 これに対し、参加した名古屋学院大の江口忍教授(50)は「駅西はまだ存在感が薄い。アニメやコスプレでも人を集めることが重要」と指摘。「駅西に行きたいと思われるようになれば、名古屋の東西格差を解消するきっかけになる」と訴えた。

 「(高層ビル建設の相次ぐ)駅東ではコスプレはできない。駅東にはない魅力をつくれる」との意見も出た。 (藤嶋崇)

(2015年11月29日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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