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2015.11.12
100年記念 ほっこり壁画 東区「平田温泉」 名芸大生が描く
東区相生町の銭湯「平田(へいでん)温泉」の建物に、巨大な壁画が完成した。創業100年の記念に依頼を受けた名古屋芸術大3年の小川愛さん(21)が、心温まる絵を描き上げた。
壁画は幅10メートル、高さ4メートルの建物北側の壁全面にペンキで描かれている。浴室内の絵としておなじみの富士山のほか、「親しみを感じてもらえるように」と湯船につかる女の子を大きく配した。桜や花火などをあしらい、四季も表現している。
銭湯隣の土地で民家が昨年解体されたのを機に、経営する八木宏庸さん(50)が客伝いに小川さんへ依頼。小川さんの専門は油絵だが、10月下旬からの10日間で仕上げた。
制作中、通行人から「頑張って」などと声援を受けた小川さんは「お風呂は温かくなれる場所」と実感。1年ほど後に隣の空き地にマンションが完成するため、壁画が見える時期は限られるが、八木さんは「見た人に笑顔になってもらえれば」と話す。(斎藤雄介)
(2015年11月12日 中日新聞朝刊市民総合版より)
壁画は幅10メートル、高さ4メートルの建物北側の壁全面にペンキで描かれている。浴室内の絵としておなじみの富士山のほか、「親しみを感じてもらえるように」と湯船につかる女の子を大きく配した。桜や花火などをあしらい、四季も表現している。
銭湯隣の土地で民家が昨年解体されたのを機に、経営する八木宏庸さん(50)が客伝いに小川さんへ依頼。小川さんの専門は油絵だが、10月下旬からの10日間で仕上げた。
制作中、通行人から「頑張って」などと声援を受けた小川さんは「お風呂は温かくなれる場所」と実感。1年ほど後に隣の空き地にマンションが完成するため、壁画が見える時期は限られるが、八木さんは「見た人に笑顔になってもらえれば」と話す。(斎藤雄介)
(2015年11月12日 中日新聞朝刊市民総合版より)