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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.24

中日育成4位、星城大・西浜投手 「1日も早く支配下登録」

 22日のプロ野球ドラフト会議で、中日ドラゴンズから育成4位の指名を受けた星城大4年の西浜幹紘(みきひろ)投手(22)。最速148キロの速球を武器にプロへの扉をこじ開けた右腕は「1日も早く支配下登録されるように頑張る」と飛躍を誓う。(長谷部正)

 三重・南伊勢高時代から将来を嘱望された有望株だが、中央球界では無名の存在。星城大進学後は右膝のけがに苦しみながら地道なリハビリで克服し、愛知大学2部リーグで着実に地力を蓄えた。

 地元中日からの指名が有力視される中で迎えたドラフト当日、経営学部准教授でもある横井康博監督の研究室で朗報を待ち続けた。ドラフト開始から約3時間半後の午後8時半すぎ、「中日の育成4位指名」の一報に「緊張が解けて自然に涙がこみ上げてきた」と打ち明け、「プロの夢をあきらめずに野球を続けてきて良かった」と声を弾ませた。

 中日の印象は「投手を中心とした守りのチーム」。憧れの選手として今季限りで中日を退団した川上憲伸投手の名を挙げ、「自分の長所である直球の質を磨き、スライダーやカーブなど変化球の精度を高めたい」と1軍のマウンドを見据えた。

 星城大にとって創部12年目で初のプロ野球選手誕生となる。横井監督は「まだスタートラインに立っただけ。まずはプロ仕様の体をつくり、無限の潜在能力を発揮してほしい」と期待を込める。

▽西浜幹紘投手 174センチ、78キロ。右投げ右打ち。三重県南伊勢町出身。南伊勢高校卒、星城大経営学部4年。東海市高横須賀町在住。

(2015年10月24日 中日新聞朝刊知多版より)

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