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中日新聞掲載の大学記事

2009.05.20

東海学園大健闘も5位確定

第7週第3日(19日・豊田市運動公園)

 愛院大が名商大に3−1で競り勝ち、勝ち点3で全日程を終えて3位が決定。2部リーグ上位校(愛大と愛工大)相手のダブル入れ替え戦(6月6日から)出場が既に決まっている東海学園大は名城大を8−3を破って、勝ち点2で全日程終了、暫定順位は別表のように4位だが、最終順位が5位と確定した。23日からの最終週では、中部大と中京大がリーグ優勝と全日本大学選手権大会(6月9日開幕・神宮ほか)出場を懸けて激突する。名商大−名城大戦は勝ち点を落としたチームが最下位となって、入れ替え戦出場が決まる。

■田島完投で“有終” 入れ替え戦に気合

 東海学園大・田島慎二(2年・中部大第一)が完投勝利でリーグ戦有終の美を飾った。5回に3四死球による満塁から走者一掃の二塁打を浴びたが、それを除くとほぼ完ぺき、無失点だった。粘投が9回の打線の爆発を呼び込んだ。中部大に勝利し、中京大との延長17回225球の激闘も経験してきた“新エース”は、心地よさそうに汗をぬぐった。「体が重かったけど調子が悪いなりに投げられた。5回は力が入って四球を続けてしまった」

 これで勝ち点2で5位が確定。入れ替え戦に回ったが、今春の台風の目となったのは間違いない。活発な打線と佐藤、田島の左右両腕の2年生先発コンビ。挑戦者魂を忘れることなく強豪に挑み、将来性を十分に感じさせた。他校の関係者も「若くていい選手が多いからこれからさらに強くなる。入れ替え戦で2部に落ちてくれると助かる」と、本音を漏らしたほどだった。

 愛大もしくは愛工大との入れ替え戦は6月6日から始まる。失策0で守り勝ったことで最高のリズムで臨むことができる。鈴木保監督(48)は「守りを中心にチームの成長を実感している。監督の私にとっても選手にとっても、1部での戦い方や練習法が分かったからとにかく残りたいんです」ときっぱり。培った実力を発揮すれば、きっと1部残留を果たせるはずだ。 (八手亦和人)

(2009年5月20日 中日新聞朝刊スポーツ版より)

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