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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.04

愛知大学野球 中京大が首位愛大を下す

 中京大と中部大が先勝した。中京大は、先発の山下大介投手(3年・帝京大可児)が8イニング2/3を投げて7安打1失点と力投し、勝ち点3で首位の愛大を5−1で下した。中部大は名城大に5−1で勝利した。

 最大のライバルに快勝した。勝ち点3で首位の愛大と、勝ち点2で追い掛ける中京大との大一番。半田卓也監督(32)は「まず1勝できたことで、大きな弾みになる」と納得の表情だった。

 けん引したのは先発したエース右腕・山下大。立ち上がりからテンポよく愛大打線を打ち取り、流れを引き寄せた。8回まで4安打無失点。9回は連打された1死一、三塁から右犠飛で1失点し、あと1人での降板となったが、山下大は「勝てたことが何よりうれしい。自分自身は四死球が5つあったりとまだ課題はあるが、愛大の勢いは止められたと思う」と笑った。

 打線も山下大を援護した。愛大のプロ注目左腕・中川を8安打で攻略。2安打3打点の3番・福田は「中川君はいいピッチャーだが、怖がらずに追い込まれる前に積極的にバットを振ることが徹底できたのがよかった」と振り返った。

 4日の第2戦に勝てば、勝ち点では並び、勝率で逆転して首位に立つ。4季ぶりの優勝が見えてくるか−。(安達健)

■竜注目 中川5失点

 愛大のプロ注目左腕・中川は7イニング8安打5失点と精彩を欠いた。5回2死二塁からの捕逸で失点。直後にソロ本塁打を放たれ、リズムを崩した。「失点して力んで、球の切れが落ちてしまった」と悔やんだ。

 それでも視察した中日の中田スカウト部長は「変化球を直球と同じ腕の振りで投げられるようになれば、1〜2年でプロの先発ローテに入れるようになる」と絶賛した。

■中部大 村松3勝目

 中部大の村松は6イニング1/3を投げ、5安打1失点と好投し、今季3勝目をあげた。「打者のタイミングをずらしたり、駆け引きがうまくできた」と納得の表情だった。打線も12安打と活発で、「試合を追うごとに投打もかみ合ってきて、今はベンチの雰囲気もかなりいい」と気合十分だ。

▽1回戦(中部大1勝)
中部大 200020001―5
名城大 100000000―1

▽1回戦(中京大1勝)
愛大 000000001―1
中京大 00005000x―5
本塁打 飯田達(京)

(2015年10月4日 中日スポーツ10面より)

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