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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.18

中日本自動車短大で集中講義 車に描く「夏休み」 大垣女子短大生とデザイン

 大垣女子短大(大垣市西之川町)と中日本自動車短大(坂祝町深萱)の学生が協力し、自動車の塗装を通じてデザインを学ぶ集中講義が、中日本自動車短大で開かれている。「夏休み」をテーマにした絵で、乗用車を華やかに塗装。完成車は10月に開く両校の文化祭でお披露目される。(酒井健)

 両校が今年3月に結んだ協定に基づく初めての授業で、大垣女子短大デザイン美術科の女子学生と、中日本自動車短大専攻科車体整備専攻の男子学生が参加。一緒に構想したデザインを基に、14日から18日までの集中講義で、トヨタの乗用車「アルテッツァ」の車体を仕上げている。

 水色を基調に、花火や水着姿の女性を描いた若者らしいデザイン。17日は計15人の学生が、特別講師の画家伊藤崇人さん(61)=名古屋市西区=の指導で、スプレー式の器具「エアブラシ」で塗料を塗り、仕上げの作業をした。大垣女子短大2年の竹中千尋さん(20)は「塗り込んで、仕上がっていく感覚が楽しい」と笑顔。中日本自動車短大の浅野貴哉さん(21)は「チームワークを大切に進めている。思い出に残る作業になりました」と話していた。

 完成車は10月24日に大垣女子短大、同25日に中日本自動車短大の文化祭で展示される。

(2015年9月18日 中日新聞朝刊中濃総合版より)

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