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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.22

愛知大学野球 名城大・吉浦が決勝3ラン

 名城大が日本福祉大に10−3で逆転勝ちし、勝ち点1を獲得した。3番・吉浦大樹外野手(2年・名古屋国際)は、7回に左中間を破る三塁打。さらに8回には勝ち越しの3ランを放ち、2安打3打点と勝利に大きく貢献した。

■8回に4連打

 絶好調の打撃でプロ注目左腕を揺さぶった。吉浦は7回、それまで無安打の力投を見せていた日本福祉大の先発・西川から左中間を破る三塁打を放った。この安打で勢いづいた名城大打線は8回に三振を1つはさんで4連打。同点に追いついたところで、またも吉浦の公式戦初となる3ランで勝ち越した。

 19日には西川に3安打で零封負け。2度も同じ負け方をするわけにはいかなかった。「ヒットが全然出ていなかったので、とにかく出塁してつなごうと必死だった。西川さん相手に2本長打を打てたのは自信になる。最高の気分です」と吉浦は顔をくしゃくしゃにして喜んだ。名城大は9回にも打線がつながって5点を追加し、計11安打。流れを変えたのは、間違いなく吉浦の一打だった。

 今季は主に6番と8番を打っていたが、4安打と大爆発した20日の試合を受け、3番に抜てきされた。松永健二監督(37)は「うまく機能してくれた。この1勝はとても自信になるし、チームもここから勢いづきたい」と満足そうに話した。この勢いを来月3日からの次節、中部大戦につなげる。 (安達健)

■終盤に大崩れ 日福大・西川

 日本福祉大の先発・西川は6回まで無安打に抑えていたが、8回以降連打を浴びて、9失点。「球も走っていたし、いけると思ったのに…。7回の吉浦の三塁打で集中力が切れてしまった。投げるテンポも終始一定で、対応されてしまった。力不足です」とうなだれた。ノーヒットノーランが見えていただけに、ショックを隠しきれない様子だった。

▽3回戦(名城大2勝1敗)
名城大 000000055―10
日福大 010010010―3
本塁打 吉浦(城)

(2015年9月22日 中日スポーツ11面より)

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