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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.20

愛知大学野球 日福大 西川3安打完封 竜スカウトも熱視線 近々プロ志望届提出へ

 日本福祉大と中京大が先勝した。日本福祉大は今秋のドラフト候補に挙がる144キロ左腕・西川省吾投手(4年・大成)が3安打完封。5−0で名城大を破った。中京大は春季リーグ優勝の愛院大に6−4で勝った。

■MAX144キロ

 圧倒的なスタミナで、名城大を寄せ付けなかった。中田スカウト部長以下、3人の中日スカウト陣の熱視線を浴びながら、西川の球は終盤になるほど切れ味を増していく。最速144キロの直球と今夏覚えたばかりのスライダーで次々と打者を打ち取った。

 許した走者は3安打、1四球と失策の5人。西川は「最後まで自分のタイミングで投げられた」と納得の表情だった。中田スカウト部長も「最後までテンポよく投げられる体力はさすが。相手の打者をよく観察し、力の入れ具合も調節しながら要所要所でびしっと決められている」と太鼓判。

 西川に力をくれたのはライバルの存在だ。愛大のエース・中川は、今季は先発した3試合はすべて完投し、うち2完封。14日に2安打完封した名城大戦を、西川はスタンドから観戦した。

 「同じ左腕だし、絶対に負けたくない」と闘志はメラメラ。この日中川がプロ志望届を提出したこともあり、さらに気合を込めて臨んだ試合で、中川と遜色ない好投を披露した。

 西川も近々志望届を提出する。「長い間活躍できるプロ野球選手になりたい。これからもしっかりアピールしていきたい」と迷いなく言い切った。2006年に中日入りした先輩・浅尾に続いてみせる。 

 (安達健)

■春季V愛院大下す 中京大

 中京大は2回、1死満塁で8番・飯田達主将の今季初安打となる左前打で2点を先制し、勢いに乗った。「ヒットにはならなくてもバットは振れていたので、不安はなかった」と白い歯をみせた。
 春は最終カードの名城大戦で連敗し、優勝を逃した。「今季こそ優勝できるように積極的に打っていきたい」と気合十分だ。

▽1回戦(中京大1勝)
中京大 020310000―6
愛院大 001110100―4
本塁打 今津(京)

▽1回戦(日福大1勝)
日福大 100030100―5
名城大 000000000―0

(2015年9月20日 中日スポーツ12面より)

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