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中日新聞掲載の大学記事

2015.09.07

カフェ エスト 学生だけの運営続く

 カフェの店内に焙煎(ばいせん)したコーヒーの香りが漂う。名古屋市千種区の市営地下鉄本山駅から歩いて約5分の住宅街。一見普通の店のようだが、大学生だけで10年以上運営を続けてきた一風変わった特徴を持つ。

 現在は名古屋大と椙山女学園大の学生39人が在籍。午前中から夜まで3〜4人が常駐し、コーヒーや軽食を出す。授業を優先しつつ、全員が無給で平均週2〜3回勤務。1年間に出る60万〜70万円の利益は、店の改装費や税金などの諸費用に充ててすべて使い切り、分配しない。

 2003年、当時名大院経済学研究科教授だった細谷辰之さんと学生が、地域の憩いの場をつくろうと開店。13年に合同会社化した。名大工学部3年の菅原隆・前代表??は「学生だから、という甘えは許されない。今後も店を存続させたい」と意気込む。

(2015年9月7日 中日新聞夕刊10面より)

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