日本福祉大（美浜町）と「高大接続福祉教育プログラム」協定を結んでいる滋賀県長浜市の長浜高校福祉科の２、３年生８０人が２４日、同大を訪れ、木戸利秋社会福祉学部長の講義を受けた。
　両校は今年１月、社会福祉の担い手育成のための協定を締結。本年度から大学の「福祉社会入門」の講義をインターネットなどで高校に配信する一方、高校で大学の教育実習生を受け入れるなどの交流を行う。
　
長浜高生徒が訪問

　今回が本格的な交流の第一弾。同大の社会福祉学部、経済学部、国際福祉開発学部の学生計４人が、「福祉」を軸に何を学び、将来へどんな夢が広がっていったかを生徒たちに熱く語った。

　さらに、木戸学部長が、大学の歩みを説明。伊勢湾台風の際に当時キャンパスがあった名古屋で行った救援活動など、社会、地域とのかかわりの中で福祉への理解を深めてきた学生たちの姿勢を語り「なぜ大学に行くのかをしっかり考えなくてはいけない」と高校生にアドバイスした。（中山敬三）

（2009年4月25日　中日新聞朝刊知多総合より）