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中日新聞掲載の大学記事

2009.04.27

名城大と名商大が先勝

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第4週第1日の26日、愛知県日進市の名商大グラウンドで1回戦2試合があり、名城大と名商大が先勝した。

 名城大は6回無死満塁から暴投で2走者が生還。さらに1死2、3塁とし三浦の中前打で2点を加えた。鈴木は5安打2失点に抑え今季初の完投勝利。愛院大の小川は4戦連続の先発だったが、期待に応えられなかった。

 名商大は4回無死1塁から高見沢の左への2塁打で先制。6回には荒木が左に2試合連続の本塁打を放った。東海学園大は9回に1点を返したが、反撃が遅かった。

◇名商大(名城大1勝)

名城大 000004001―5
愛院大 000000200―2

本塁打松浦(院)


◇同(名商大1勝)

東海学園大 000000001―1
名商大 00020110x―4

本塁打荒木(商)


◇2部(26日・愛工大)

日福大 002001003―6
愛産大 000001110―3

(日)片平、伊藤−安藤
(愛)長安、木下、赤川、山口−中森

同朋大 000020010―3
星城大 000200002―4

(同)長江−泉
(星)岡本、中山−宇藤


■水野、決め球磨く名商大

 技巧派のエースが、けがを踏み台にして下手投げに磨きをかけた。名商大の水野は8回まで散発3安打の完封ペース。9回に1失点するもチームを今季初勝利に導いた。

 2月にウエートトレーニングで右腕を故障。利き腕に負担をかけないよう、スライダーに代わる変化球としてツーシームを身につけた。走り込みも増やし、体幹も鍛え直した。

 新しい武器は緩やかに落ち、直球と読み違えた東海学園大打線から凡打の山を築いた。9回。球威が落ちてきた直球を狙われ、2死から右前に3連打。開幕戦で中京大にサヨナラ負けを喫したが「今日は勝てる自信があった」。最後は落ち着いてツーシームを投げ、遊ゴロに打ち取った。

 けがで離脱する主力が多い中での貴重な初白星。「安定して投げられるようになった。エースの自覚が出てきた証し」と中村監督。水野は「優勝戦線に残るため、もう負けられない」と力を込めた。 (松山義明)

(2009年4月27日 中日新聞朝刊23面より)

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