進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2015.08.23

みその歌舞伎にぎわう 愛知淑徳大生21人も参加

 御園通商店街振興組合と愛知淑徳大の学生による「みその歌舞伎フェスタ!」が22日、中区栄1の同商店街一帯であった。お得な品々を500円で購入できる「500円市」も同時開催され、多くの人でにぎわった。

 老舗劇場「御園座」の閉館による客足減少を防ごうと、同商店街振興組合は3年ほど前から、500円市など地域活性化イベントを開催している。愛知淑徳大交流文化学部3年の学生も毎年、ゼミの一環で500円市などの開催に協力。月1回の市では、買い物客を対象に抽選会なども開いている。

 今年は学生21人が、同商店街での活動に参加。今回のフェスタを活動の集大成と位置付け、数カ月前から準備を進めてきた。普段来ない客層をいかに呼び込むかを考え、ステージの出し物やPR方法などを工夫し、商店街の人たちと打ち合わせを重ねてきた。

 この日のフェスタでは、歌舞伎公演で有名な御園座にちなみ、歌舞伎の「隈(くま)取り」を描いたお面を着け商店街を練り歩くイベントを開催。拍子木の音に合わせて、浴衣の子どもや大人約60人が通りを歩くと、集まった人がさかんにシャッターを切っていた。ライブや子ども歌舞伎の舞台もあった。

 愛知淑徳大3年の渡辺瑠菜(るな)さん(20)は「お客さんが来てくれるか不安だったけど、たくさんの人が来てくれて本当によかった」と笑顔。同商店街振興組合の伊藤巧副理事長(79)は「学生が頑張ってくれたおかげでうまくいった。商店街を後押ししてくれた」と話した。

 (蜘手美鶴)

(2015年8月23日 中日新聞朝刊市民版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ