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2015.07.22
選挙権 18歳以上に引き下げ 若者も政治考えて 関高で朝日大教授が講義
選挙権の年齢が「18歳以上」に引き下げられたことを受け、関高校(関市桜ケ丘)の2年生40人が21日、選挙と政治について考える特別講義を同校で受けた。講師は朝日大(瑞穂市)法学部の大野正博教授(45)が務めた。(織田龍穂)
大野教授は若い世代の投票率が低い現状について、「投票に行く高齢世代の意見が政治に反映されやすくなっている」と指摘。「若者たちも政治の主役。自分で考えをまとめ、自己決定することが重要だ」と強調した。
集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案が衆院で可決されたことも話題に。生徒からは「反対の声があるのだから、もっと話し合いが必要」「前回の選挙で自民党が多く選ばれているのだから、ある程度は仕方ないのでは」などの意見が出た。
来年夏の参院選では、有権者になる生徒たちもいる。大野教授は「いろんな意見があっていい。その意思をぜひ投票につなげてほしい」と呼び掛けた。
講義を受けた沢果歩さん(16)は「今までは人ごとだと思っていたが、投票に行かなければ若い人の意見は反映されないと分かった。政治についてきちんと学びたい」と話した。
(2015年7月22日 中日新聞朝刊中濃版より)
大野教授は若い世代の投票率が低い現状について、「投票に行く高齢世代の意見が政治に反映されやすくなっている」と指摘。「若者たちも政治の主役。自分で考えをまとめ、自己決定することが重要だ」と強調した。
集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案が衆院で可決されたことも話題に。生徒からは「反対の声があるのだから、もっと話し合いが必要」「前回の選挙で自民党が多く選ばれているのだから、ある程度は仕方ないのでは」などの意見が出た。
来年夏の参院選では、有権者になる生徒たちもいる。大野教授は「いろんな意見があっていい。その意思をぜひ投票につなげてほしい」と呼び掛けた。
講義を受けた沢果歩さん(16)は「今までは人ごとだと思っていたが、投票に行かなければ若い人の意見は反映されないと分かった。政治についてきちんと学びたい」と話した。
(2015年7月22日 中日新聞朝刊中濃版より)