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中日新聞掲載の大学記事

2009.04.06

愛知大学野球 愛院大が勝ち点1

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)は第1週第2日の5日、名古屋市の瑞穂球場で1部の2回戦1試合を行い、昨秋に続いて連覇を目指す愛院大が8−7で東海学園大に連勝し、勝ち点1を挙げた。

 愛院大は一回に打者一巡の猛攻で6点。二、六回にも追加点を奪い、逃げ切った。東海学園大は一回に5得点など毎回安打を記録したが、あと一歩及ばなかった。

◇瑞穂(愛院大2勝)

愛院大

610001000―8

510000001―7

東海学園大

本塁打 中野(東)

3安打に2盗塁 主砲松浦燃える

 今季から愛院大の主砲を任された松浦のプライドが燃えた。六回一死一、二塁。これまで2安打の松浦に、東海学園大は佐藤康をワンポイントで投入。「ここで抑えられたら四番じゃない」。高めのスライダーをたたきつけると、打球は右前へ。一塁で小さなガッツポーズをつくり、初打点の喜びをかみしめた。

 佐藤康には4日の開幕戦で低めに集められ、無安打に抑えられた。「打てなかったら、ほかの選手に四番を奪われる」との重圧が、フォームを崩して大振りにさせた。

 「あいつの手がチームで一番振っている」と田中監督から信頼される松浦。前日の反省からバットに当てることに集中し、3安打1打点を生み出した。193センチ、100キロの巨体ながらも軽快に2盗塁も決めた。

 この3年間、リーグ戦の出場は代打の2打席のみ。ようやくつかんだ四番の打席。「指名打者で集中させてもらっている。勝ちにつながる打点を挙げるのが自分の仕事」。2連覇に向け、2試合目で主砲のエンジンが始動した。(松山義明)

(2009年4月6日 中日新聞朝刊2面より)

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