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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.23

途上国 問題解決へ知恵 金沢工大、高専など学生59人が報告

 複数の教育機関から多国籍の学生が集まって途上国の問題発見、解決を目指す「ラーニングエクスプレス」の報告会が22日、金沢工業大(野々市市)であった。

 同大、金沢高専、シンガポール理工学院、インドネシアのムハマディア大マラン校の学生計59人がインドネシアで3月に14日間の現地活動をした。学生たちは養鶏飼料用昆虫の養殖、ミルクキャンディー製造過程の改善、地元産のイモ「キャッサバ」の加工とマーケティングの3テーマで問題解決に取り組んだ。

 ミルクキャンディーの製造過程改善に取り組んだグループは、牛のミルクをかき混ぜる作業とキャンディーを切り分ける作業の時間短縮を目指した。グループで協力し、各工程で使えるミキサーやカッティングマシンのプロトタイプを考案し、作業効率を向上できたと発表した。

 参加した学生からは「外国人とのコミュニケーションは単なる語学力ではない」「文化や言語の壁は積極的に交流することで乗り越えられた」などの感想が聞かれた。 (稲垣遥謹)

(2015年5月23日 北陸中日新聞朝刊石川版より)
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