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中日新聞掲載の大学記事

2009.03.25

岐阜女子大生が弁当開発 セブン−イレブンで販売

 管理栄養士を目指す岐阜女子大(岐阜市太郎丸)の学生たちがコンビニ大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京都)と弁当を共同開発した。旬の県産食材を用い、カロリーを抑えた「春の食育応援幕の内」。25日から2週間、県内のセブン−イレブン全店などで販売される。

 県が地域活性化で同社と連携する中、岐女大に共同開発を提案し、昨冬から産学官でメニューを考えてきた。同社が大学生と一緒に弁当を作るのは東海3県で初めて。

 参加したのは家政学部健康栄養学科の中村聖さん(22)、平林啓子さん(22)ら4年生8人。栄養バランスや「メタボ」対策にも配慮した12品を提案し
▽ニンジン入りの「春色ご飯」
▽奥美濃古地鶏のさっぱり煮
▽美濃ポークのキムチカツ
▽円空里芋の田楽
−などの5品が採用された。

旬の県産食材使用、カロリー控えめ

 見た目も赤カブやニンジンの赤、サツマイモの黄、コマツナの緑など春らしい彩りに。同社の「幕の内」は通常800−900キロカロリーだが、今回は約570キロカロリーに抑制。食事の取り方や量を示す「食事バランスガイド」も包装に記載した。

 中村さんは「カロリーは低いが、調理法が多彩で、間食をしなくても十分満足できる仕上がり」と手応えを語っている。

 弁当は598円。県内のセブン−イレブンのほかスーパー「イトーヨーカドー」2店でも販売される。(河原広明)

(2009年3月25日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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