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中日新聞掲載の大学記事

2015.04.18

「春の弁当」学生と開発 マックスバリュ きょう発売

 中部大(春日井市)の学生とマックスバリュ中部(中区)が、旬の食材を使った「春のおでかけ弁当」を共同開発した。18日から5月3日までの土日に、東海3県と滋賀県のマックスバリュ(一部店舗を除く)で販売される。(佐久間博康)

 マックスバリュ中部が学生と弁当を共同開発するのは、名古屋文理栄養士専門学校(西区)、愛知学泉大(豊田市)に続き3例目。

 同社が弁当の企画を中部大応用生物学部の横越英彦教授(68)に打診。横越教授が教え子に声を掛けたところ、食品栄養科学科2年の山下凌さん(19)が手を挙げた。

 山下さんは料理を作るのが好きで、管理栄養士を目指して学んでいる。マックスバリュ側から出された栄養バランスや、コストなどの制約と向き合いながらメニューを練り、試作を繰り返した。

 ちらしずしやサワラのフライ、春キャベツのごまあえ、菜の花のおひたしなどが盛られた彩り豊かな仕上がりで、1パック537円。

 「カロリーや栄養のバランスがうまく取れなくなったり、大量に出荷するため、調理の現場が作りやすいメニューの提案が求められたりして、完成までには多くの苦労があった」と山下さん。「たくさんの人が食べて笑顔になってくれたらうれしい。ピクニックにどうぞ」と呼び掛けた。

 横越教授は「製品が販売されるまでにはさまざまな過程がある。弁当の開発は、形になるまでの苦労を学ぶ良い機会だったのでは」と話している。

(2015年4月18日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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