金沢工業大（野々市市）の入学式は１日、同市扇が丘キャンパスであり、新入生と編入生、専攻科入学生の計１７３７人が気持ちを新たにした。女子の新入学生は１９６５（昭和４０）年の開学以来、最多の２０８人が入学した。

　式典で石川憲一学長が「知的好奇心と多くの実践を通して、本校の学生としての気概と誇りをもって自らを成長させてほしい」と式辞を述べた。新入生を代表し、工学部の中井遥さんが「人間力を備えた自ら考え行動する技術者を目指す」と誓った。

　この日は同所で、金沢高専の入学式もあり、１１４人が新たな門出を迎えた。これまであったグローバル情報工学科の名称を、本年度からグローバル情報学科に改めた。従来の教育内容に加え、企業活動などビジネスについても学ぶ。

　（稲垣遥謹）

（2015年4月2日　北陸中日新聞朝刊白山・加賀版より）