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中日新聞掲載の大学記事

2008.04.21

愛院大が勝ち点2

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)は第3週第2日の20日、愛知県日進市の名商大グラウンドで1部の2回戦2試合を行った。中京大は名商大を破って対戦成績を1勝1敗とし、愛院大は愛工大に連勝して二つ目の勝ち点を得た。

 中京大は5回に浜村の三塁打と磯村の犠飛で逆転し、小椋、武藤の継投で逃げ切った。愛院大は延長12回、若山の内野安打と桑島の犠飛で2点を勝ち越し、粘る愛工大を振り切った。

小椋、肩癒え6季ぶり勝利

 輝いていた時代と同じ投球を見せた。1点リードの7回。中京大の先発小椋は無死三塁の最大の危機を、2つの遊飛と見逃し三振で脱出。2005年春以来、6季ぶりに勝利投手となった。

 中京大中京高時代はエースとして夏の甲子園で8強入り。中京大でも入学直後の05年春に最優秀防御率賞や新人賞などを獲得したが、その秋に右肩の痛みに襲われた。

 わずかな回復と悪化を繰り返した2年半。「情けなくて、仲間の試合も見たくなかった」。光明が差したのは、今季の開幕直前。痛みの原因が脱臼と判明し、整体治療で症状はほぼ消えた。

 この日は、一緒に甲子園に行った6人がともに先発出場する中で持ち味を発揮した。「球速と切れはまだまだ。でも、この勝ちで取り戻す自信がついた」。苦しみ続けた男の満面の笑みが、停滞していたチームに勢いをもたらしそうだ。 (鈴木智行)

◇名商大(1勝1敗)

中京大 000020001―3
名商大 000100000―1

◇同(愛院大2勝)

愛院大 100000000002―3
愛工大 000000001000―1
(延長12回)

◇2部(20日・名城大)

星城大 000000000―0
日福大 00000001x―1
(星)林−後田
(日)片平、鶴田−近藤

名城大 000010000―1
愛大  000000000―0
(名)鈴木−荒井
(愛)上田、祖父江−赤田

(2008年4月21日 中日新聞朝刊23面より)

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