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中日新聞掲載の大学記事

2008.04.20

愛院、名商大が先勝

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)は第3週第1日の19日、名古屋市の瑞穂球場で1部の1回戦2試合を行い、愛院大と名商大が先勝した。

 愛院大の小川は1失点で完投し、昨年から続くリーグ戦の連勝を15に伸ばした。名商大は14安打に足を絡めた攻撃で8点を奪って完勝。愛工大、中京大は淡泊な攻めが目立ち、ともに今季3連敗となった。

最後まで集中 公式戦初勝利 名商大・水野

 雨後の澄んだ空に力ない飛球が次々と上がり、野手のグラブに収まった。その数16。名商大の水野が右下手投げからの切れのある球で打者をことごとく詰まらせ、公式戦初勝利をつかんだ。

 チームは昨秋、9季ぶりに1部に復帰。水野は1年生ながら主に救援で防御率1・05と健闘し、今年はエースとして先発を任された。

 第1週は昨季王者の愛院大を相手に連投し、いずれも敗北。2戦目は8回まで無失点だったが、9回に逆転を許した。「精神的な甘さが出た。必ず借りを返したかった」。この日は大量リードを得ても集中を保ち続けた。

 中学時代に「腰の回転が下手投げ向き」と助言を受けてフォームを変更。愛知商高で磨きをかけ、大学に入って頭角を現した。「最後まで気持ちで投げてくれた。成長につながる1勝だ」と中村監督。期待のサブマリンが、昨季最下位のチームを浮上に導く。(鈴木智行)

◇瑞穂(愛院大1勝)

愛工大 000001000―1
愛院大 20000120x―5

◇同(名商大1勝)

名商大 003014000―8
中京大 000000101―2

◇2部(19日・名城大)

愛大  100000200―3
名城大 003000001―4
(愛)祖父江−赤田
(名)阿部、龍、小戸森理、宮本−荒井

日福大 000001100―2
星城大 000000000―0
(日)伊藤、片平−近藤
(星)林−後田
本塁打津野(日)

(2008年4月20日 中日新聞朝刊29面より)

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