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2015.03.26
愛教大と藤田保健大が協定 子どもの健康研究
医療と教育が協力する「医教連携」を進めようと、愛知教育大(刈谷市)と藤田保健衛生大(豊明市)が協定を結んだ。子どものアレルギーへの対応など、さまざまな共同研究を進める。
2013年度に文部科学省から委託された発達障害に関するプロジェクトの一環で、両大学の連携がスタート。より実効性を上げるため20日に協定を結んだ。今後子どもの健康にまつわる課題に共同で取り組み、学生の資質向上や情報交換でも協力する。
具体的な取り組みでは、アレルギーを発症した子どもの応急処薬として「エピネフリン」を注射するケースが教育現場であるが、人形を使った実践的な訓練モデルを開発していく。5月末に愛教大の学生に体験してもらい、その後、両者で改善を重ね、愛知モデルとして全国発信したい考えだ。
将来的には教員の心のケアなど、さまざまなテーマを取り上げたいという。愛教大の後藤ひとみ学長は「よりよい教師を育ててこそ医療も発展するはずだ」と期待。藤田保健衛生大の星長清隆学長は「子どもの健康をどう守るかが社会問題化している。医療の知見を生かして地域貢献したい」と話している。(岡村淳司)
(2015年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)
2013年度に文部科学省から委託された発達障害に関するプロジェクトの一環で、両大学の連携がスタート。より実効性を上げるため20日に協定を結んだ。今後子どもの健康にまつわる課題に共同で取り組み、学生の資質向上や情報交換でも協力する。
具体的な取り組みでは、アレルギーを発症した子どもの応急処薬として「エピネフリン」を注射するケースが教育現場であるが、人形を使った実践的な訓練モデルを開発していく。5月末に愛教大の学生に体験してもらい、その後、両者で改善を重ね、愛知モデルとして全国発信したい考えだ。
将来的には教員の心のケアなど、さまざまなテーマを取り上げたいという。愛教大の後藤ひとみ学長は「よりよい教師を育ててこそ医療も発展するはずだ」と期待。藤田保健衛生大の星長清隆学長は「子どもの健康をどう守るかが社会問題化している。医療の知見を生かして地域貢献したい」と話している。(岡村淳司)
(2015年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)