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2015.02.13
聴講者の質問も回答 金沢工大が公開発表審査会
野々市市の金沢工業大で12日、4年生1466人の卒業研究に当たる「プロジェクトデザイン3(ローマ数字の3)」の公開発表審査会が始まった。学生が自ら選んだテーマに沿った1年間の研究の成果を発表。同大教員ら聴講者からの質問に答えた。
初日は工学部の機械工学科、航空システム工学科、環境・建築学部の環境土木工学科、建築学科、建築都市デザイン学科、情報学部のメディア情報学科、心理情報学科、バイオ・科学部応用化学科の学生が発表した。
建築都市デザイン学科、谷明彦教授の研究室の村山遼太郎さん、石村尚太さん、山崎悟さんは、2007年に始まり先輩から後輩へ引き継がれている白山市白峰地区の地域活性化プロジェクトに取り組んだ。
3人は地区の主な観光、施設が地区中心部に固まっていると問題点を指摘。観光客の地区滞在時間を増やし、客単価を上げるための方策として、中心部より南にある土蔵を新たな観光拠点とし、回遊ルートを広げる試みを中心に発表した。
また、トチの実や堅豆腐などを使った地域色豊かな「白峰ピザ」の開発や、ピザ作りを地区住民に引き継ぐために工程のマニュアル化を進めていることも話した。
このほか「翼竜の飛行形態に関する研究」(航空システム工学科)「交通安全CMでメッセージを効果的に伝えるためのシーン構成の考察」(メディア情報学科)「チョコレートのストレス緩和効果」(心理情報学科)などユニークなテーマの研究も多数発表された。発表会は14日まで行われる。 (松本芳孝)
(2015年2月13日 北陸中日新聞朝刊白山版より)
初日は工学部の機械工学科、航空システム工学科、環境・建築学部の環境土木工学科、建築学科、建築都市デザイン学科、情報学部のメディア情報学科、心理情報学科、バイオ・科学部応用化学科の学生が発表した。
建築都市デザイン学科、谷明彦教授の研究室の村山遼太郎さん、石村尚太さん、山崎悟さんは、2007年に始まり先輩から後輩へ引き継がれている白山市白峰地区の地域活性化プロジェクトに取り組んだ。
3人は地区の主な観光、施設が地区中心部に固まっていると問題点を指摘。観光客の地区滞在時間を増やし、客単価を上げるための方策として、中心部より南にある土蔵を新たな観光拠点とし、回遊ルートを広げる試みを中心に発表した。
また、トチの実や堅豆腐などを使った地域色豊かな「白峰ピザ」の開発や、ピザ作りを地区住民に引き継ぐために工程のマニュアル化を進めていることも話した。
このほか「翼竜の飛行形態に関する研究」(航空システム工学科)「交通安全CMでメッセージを効果的に伝えるためのシーン構成の考察」(メディア情報学科)「チョコレートのストレス緩和効果」(心理情報学科)などユニークなテーマの研究も多数発表された。発表会は14日まで行われる。 (松本芳孝)
(2015年2月13日 北陸中日新聞朝刊白山版より)