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中日新聞掲載の大学記事

2009.02.23

醸造技術応用の次世代燃料提案 半田でセミナー

 生物多様性への理解を深めてもらう「キャラバンセミナー」が二十二日、半田市広小路町の市民交流センターであった。

 来年十月に名古屋市で開かれる生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)を前に、県主催で昨年十一月から二十二カ所で開いている。醸造の町・半田市では醸造とバイオ科学の融合による環境対策について中部大応用生物学部の金政真助教が講演した。

 金政さんは五十人の来場者を前に、石油に代わる燃料として次世代バイオエタノールを提案。「でんぷん質を発酵させて酒を造るように、樹木などのセルロースを発酵させて次世代バイオエタノールをつくる。これなら地球温暖化の原因になることもなく、環境にやさしい燃料ができる」と、醸造技術が環境対策に利用できることを分かりやすく解説していた。

(2009年2月23日 中日新聞朝刊尾張版より)

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