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中日新聞掲載の大学記事

2015.02.03

諦めぬ大切さ訴える 公認会計士1次合格の稲葉さん 郡上北高で後輩に特別授業

 郡上北高校の卒業生で、難関である公認会計士の1次試験に合格した朝日大経営学部2年、稲葉健太さん(20)を招いた特別授業が2日、郡上市白鳥町の同校であった。同市大和町出身で、在校中から公認会計士を目指し、養成コースがある同大学へ進学した稲葉さんは、目標を持って頑張ることの大切さを伝えた。(河北直行)

 稲葉さんは、昨年11月のマークシートによる短答式の1次試験に合格。そして現在、今夏の2次の論文試験に向けて、朝6時から夜8時まで勉強漬けの日々という。

 公認会計士試験は合格率10%ほどで、学生の合格者はまれ。目標達成に向かってまい進する先輩の勉学姿勢を、生徒たちに知ってもらおうと同校が稲葉さんを招き、ビジネスコースの1、2年生46人が受講した。

 稲葉さんは「中学の成績は全然駄目だったが、高校で目標を持ってから成績が上がった。先生の指導も良かった」と前置きし「学びたい姿勢がないと教える側も意欲が湧かない。教えを請い、こつをつかみ、諦めなければ成績は上がる」と話した。進学先の選び方については「学びたいことに向き合い、面倒を見てくれる大学を選んで」と助言した。

 長谷川拓也君(17)は「会計士がすごい仕事で、すごい先輩がいると分かった」と話していた。

 公認会計士は企業の監査や経営指導をする国家資格で、朝日大の養成コースは開設3年目。既に2人が公認会計士に合格を果たし、2次の論文試験合格を目指す学生が11人いるという。

(2015年2月3日 中日新聞朝刊中濃版より)
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