進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2009.02.18

『におい』科学的研究 大同工業大が本格化

 大同工業大(名古屋市南区)は、一般の関心が高まっている「におい」「かおり」についての科学的研究を本格化させている。昨夏、国内で初めて設立した「におい・かおり研究センター」を拠点に、今後、専任教員や共同研究員を増員する。

「センター」誕生記念あす講演会

 においをめぐっては、“加齢臭”という言葉が定着したり、脱臭剤や芳香剤が高い売れ行きを見せたりと、近年、注目度が高まっている。これに伴って、においが人間の健康や心に及ぼす研究が求められている。

 大同工業大では1998年から、光田恵准教授を中心に高齢者施設や飲食店、住宅のにおいを測定。対策や、最新の光触媒による臭気除去などの研究に取り組んできた。

 同大は10年度、においやかおりの基礎知識を身につけ、快適な生活環境への活用を提案できる人材の育成を目指した「かおりデザイン専攻」を情報学部に設置する。これに先行する形で、教育・研究基盤の強化のため昨夏「におい・かおり研究センター」を設置した。

 同センターは19日にセンター誕生記念講演会を開く。問い合わせは同大研究・産学連携支援室=電052(612)6132=へ。 (広瀬和実)

(2009年2月18日 中日新聞朝刊愛知総合版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ