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中日新聞掲載の大学記事

2014.12.22

反射材の服目立つネ 天白署、名学芸大生がショー

 夜間の交通事故を防ぐため反射材の普及を促そうと、天白署と名古屋学芸大ファッション造形学科(日進市)は20日、天白区役所で、反射材を使った服のファッションショーを開いた。 (中尾吟)

 同大の学生らが考案したジャケットやスカート、高齢者用のコートなど80点を披露。モデル役の学生や高齢者たちが着装して、講堂に設けられたステージを歩いた。

 服には市販の反射材や、光を反射する特殊な糸が縫い込まれており、薄暗い講堂で観客が照らす発光ダイオード(LED)の光を受けてまばゆく発光した。独創的なデザインだけでなく、実用品と変わらないデザインの作品もあり、新しい服が登場するたび観客から歓声が上がった。

 オレンジ色で目立ちやすく、持ち運びやすい靴カバーを考案した同学科2年の小林明香李さん(20)は「こういった機会がないと、交通事故や反射材についてあまり考えないので、とても勉強になった」と話していた。

 署によると、今年の11月までの天白区内の交通事故のうち、夜間の事故は40%を占めている。寺倉利彦署長は「今回のショーを機に、多くの作品が実用化され、交通事故防止に役立ってほしい」と話した。

(2014年12月22日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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