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中日新聞掲載の大学記事

2014.12.04

藤田保健衛生大と災害時に相互支援 三重大が協定結ぶ

 三重大(津市)と藤田保健衛生大(愛知県豊明市)は3日、巨大地震などの災害発生時に相互に協力、支援する協定を締結した。8日には三重大で合同の防災訓練を実施する。

 災害拠点病院に指定されている三重大病院は、海抜1.5〜2メートルの沿岸部にあるため、津波の発生時に十分な機能を果たせない恐れがある。協定では、非常時には藤田保健衛生大の七栗サナトリウム(津市大鳥町、海抜48メートル)に拠点を移し、両大学の病院からスタッフや医療設備を集め、必要な患者を移送する協力態勢を目指す。

 一方、愛知県内で地震が起きた場合には三重大が同様の支援に当たり、三重大のドクターヘリも活用する。

 三重大で協定の締結式があり、藤田保健衛生大の星長清隆学長は「救急医療には力を入れており、体制も充実していると自負する。相互に助け合える関係を築きたい」と話した。三重大の内田淳正学長は「通常時から情報交換を密にして、災害時に備えた基盤作りをしっかりしたい」と述べた。(堀内敦子)

(2014年12月4日 中日新聞朝刊広域三重版より)
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