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2014.12.05
椙山女学園大3年 中垣さん 小論文奨励賞 野村総研のコンテストで
名古屋市千種区の椙山女学園大3年、中垣亜美さん(20)=西尾市吉良町=が、野村総合研究所主催の第9回NRI学生小論文コンテストで奨励賞を受賞した。親の所得格差による子どもの教育機会の不平等の問題に対し、公立小中学校に「ボランティア塾」の設置を提案した。
論文では、ボランティア塾で希望する子どもが夜間や休日の時間帯に無料で学べるようにし、元教師や社会人らが先生役を担う。勉強だけではなく、スポーツや囲碁や絵、音楽などの文化を含めた教育を受けられる場をつくることで教育機会を創出。シニア層の生きがいづくりや地域コミュニティー活性化につながる−と紹介した。
小学校と中学校の教師だった祖父から着想を得た。地元で散歩中、元教え子にあいさつしたり、地域で囲碁を教えたりする姿を見て、シニア層の活躍が地域の活性化や絆を深めることにつながると思った。塾講師や家庭教師のアルバイトをした経験も役立った。
ゼミの水野英雄准教授の勧めで、夏休み中に1カ月かけて完成させた。全国の大学生から159件の応募があったコンテストで入賞を果たしたことに「難関大学の方々の受賞が多く、そこに並べたのはうれしかった。受賞は自分の自信につながった。将来は誰かの役に立てる仕事に就きたい」と喜んだ。(梅田歳晴)
(2014年12月5日 中日新聞朝刊県内版より)
論文では、ボランティア塾で希望する子どもが夜間や休日の時間帯に無料で学べるようにし、元教師や社会人らが先生役を担う。勉強だけではなく、スポーツや囲碁や絵、音楽などの文化を含めた教育を受けられる場をつくることで教育機会を創出。シニア層の生きがいづくりや地域コミュニティー活性化につながる−と紹介した。
小学校と中学校の教師だった祖父から着想を得た。地元で散歩中、元教え子にあいさつしたり、地域で囲碁を教えたりする姿を見て、シニア層の活躍が地域の活性化や絆を深めることにつながると思った。塾講師や家庭教師のアルバイトをした経験も役立った。
ゼミの水野英雄准教授の勧めで、夏休み中に1カ月かけて完成させた。全国の大学生から159件の応募があったコンテストで入賞を果たしたことに「難関大学の方々の受賞が多く、そこに並べたのはうれしかった。受賞は自分の自信につながった。将来は誰かの役に立てる仕事に就きたい」と喜んだ。(梅田歳晴)
(2014年12月5日 中日新聞朝刊県内版より)